私の外国語挫折日記

さまざまな外国語への挑戦と旅の記録です


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旅行

【読書日記】高野秀行「語学の天才まで1億光年」

語学学習のコツがわかる 高野秀行の本は非日常を味わいたいという欲求を満たしてくれるので、ここ十年くらいで何冊も読んでいたのだが、この本は語学にフォーカスした内容になっており、他の作品とは一風変わった作りになっている。 この本では、著者の学生…

今は行けない旅行記 ウイグル編

日々悪化するウイグル問題 2013年に中国の新疆ウイグル自治区を数日間旅した。 最近ではウイグル人への人権弾圧などが報道されており、中国国内でも非常にデリケートな地域だ。 街中に監視カメラが設置されているという情報もある。 私が旅した頃も、自爆テ…

今は行けない旅行記 シリア編

旅は行けるうちに行くべき いつか行ってみたい、などと思っているうちに戦争が起こったり、災害で遺跡が崩壊したりして、二度と行けなくなることもある。 私も、あの時行っておいて良かった、などと思う旅行がいくつもある。 「お前が行った場所には災害が発…

北方領土を見に根室に行ってみた(後編)

日本最東端のホテルへ さすがに札幌から根室日帰りは厳しいので、根室ではホテルに宿泊した。 宿泊施設はそれほど多くはなく、予約サイトに表示されたホテルを適当に選んで宿泊することにした。 その名も「根室グランドホテル」。 立派なホテルかと期待した…

北方領土を見に根室に行ってみた(前編)

過酷な鉄道の旅 稚内に行った2日後には、鉄道で根室に向かった。 根室へ鉄道で行くのは稚内よりも旅程がハードになってしまう。 まず、札幌駅を6:48に出発する特急に乗車し、釧路に向かう。 釧路には10:58分に到着するのだが、すぐに11:12発の根室行き快速…

稚内でロシアに思いを馳せる(後編)

わずか5時間の市内観光 日帰りという無理な旅程のため、市内観光に充てられる時間はわずか5時間程度になってしまった。 そのため稚内で一番人気のありそうな観光名所・宗谷岬は少し遠く、前に行ったことがあったので今回はパスすることにした。 そのかわりに…

稚内でロシアに思いを馳せる(前編)

ロシアに一番近い日本 新型コロナウイルスのおかげで、海外旅行が全くできなくなってしまった2020年。 少しでも異国情緒を味わうために向かったのは北海道の北の端・稚内。 きっかけはJR北海道が助成金か補助金か何かで激安の切符を販売したことであった。 …

韓国で倭城めぐり その3 釜山編

地下鉄で城巡り 韓国第二の都市・釜山では、地下鉄で日本式の城めぐりができることはどれだけ知られているのだろうか。 今回はあまり時間もなかったので、アクセスのいい城を2つ選んで行ってみることにした。

韓国で倭城めぐり その2 泗川編

晋州冷麺を求めて 順天のバスターミナルから次に向かったのは晋州という街だ。 ここには倭城はないのだが、三大冷麺の一つと言われる晋州冷麺がある。 そして次の目的地である泗川倭城もここを起点に行けるはずだ。

韓国で倭城めぐり その1 順天編

韓国にある日本風の城跡 航空券が安いと計画もいいかげんになりがちである。 勢いあまって釜山行きの航空券を購入したのだが、どこで何をするかは直前までノープランの状態であった。 今回の旅の目的地は行きの飛行機の中で決めた。 韓国南部には16世紀末に…

夏休みのニセコで外国気分を味わう

高級リゾート地へ温泉旅行 夏休みは遠出すると非常にお金がかかるので、近場しか行かないようにしている。 例年お盆は、家で過ごしたり、実家に帰ったりとアクティブなことはしない時期なのだが、温泉付きの宿を探していたところ、ニセコの宿が安かったので…

ジブラルタルで滑走路の上を横断

入国してすぐ滑走路が見える 先日の旅行(2019年2月)でイギリス領のジブラルタルに行ってきたのだが、入国早々面白い体験をすることができた。 ジブラルタル自体あまり広くない地域なので土地がないのだろうか、国境近くに空港があり、街に向かうためには滑…

旧ソ連式の地下鉄に乗ってきた

雰囲気が似ている旧ソ連各国の地下鉄 ジョージア、アゼルバイジャン、カザフスタンと旧ソ連の国を旅している間、地下鉄に乗る機会があった。 旧共産圏の地下鉄は核シェルターを兼ねていたこともあり地中深くに駅のホームが作られていて、日本の地下鉄と大き…

盧溝橋と抗日戦争紀念館

日中戦争発端の地 北京の南西に日中戦争が本格化する発端となった「盧溝橋事件」の現場がある。 12世紀に完成したという盧溝橋はマルコポーロも訪れたとされていて、英語では"Marco Polo Bridge"と表記されている。 日本では戦争絡みで有名なのかもしれない…

北京でイスラム教徒が多く住む地域「牛街」を歩いてみた

「緑色の看板」の街を見学 日本で調べ物をしているときに北京には牛街というイスラム教徒が多く住む地域があることを知った。 イスラム圏を旅行することが多かったこともあって、なんとなく行ってみたいなと思っていたこともあり北京滞在中に訪れてみた。 牛…

スターバックスの中国限定タンブラーを求めて

お土産にスタバグッズを頼まれる 旅行に行くと頼まれることが多いスターバックスグッズだが、中国には限定商品が多く存在するらしい。 ドイツ・スペイン・ポルトガルではおなじみの都市名や国名が入っているご当地タンブラーとマグカップは見かけたが、それ…

北京で多言語に触れる

北京は広い、人が多い カザフスタンのアルマトイから中国の北京へ。 1か月間の旅もこの街が最後となる。 今回の旅のメインはイベリア半島とコーカサスなので中国にはそれほど興味があったわけではない。 ただ、航空券の日程などの都合で北京に3泊することに…

ブタをめぐる冒険 アゼルバイジャン・バクー1日旅行

アゼルバイジャン弾丸旅行へ行ってみた ジョージアのトビリシに滞在している間、1日だけ隣国アゼルバイジャンの首都バクーにも行ってきた。 わずか1日の滞在なのでバクーの主要な場所しか行くことができなかったが、満足な旅であった。 行き方については先…

ナザルバエフが増えた?アルマトイ1日散歩

15年ぶりのカザフスタン ジョージアのトビリシから次の目的地・北京行きの航空券は、カザフスタンのアルマトイ経由の日程になっていた。 アルマトイには早朝6時ごろ到着、夜10時過ぎに出発なので、日中はアルマトイを散歩することにした。 カザフスタンを訪…

冬のグルジア軍用道路を行く

美しい景色を見るための定番コース 当初は行く予定がなかったが、トビリシからコーカサス山脈を越えてロシアのウラジカフカスまで伸びる「グルジア軍用道路」をドライブすることになった。 泊まっていた宿に運転手が常駐しているのか、車のチャーターが簡単…

トビリシで見つけたジョージア(グルジア)文字の看板

異世界への誘い ジョージアを旅行する目的は人それぞれだろう。 ある人は教会と自然が調和した美しい風景を、ある人は美味しいワインを求めてこの国を旅するかもしれない。 最近はヨーロッパよりも安い物価と居心地の良さ(程よく英語が通じるため?)からこ…

悪趣味の極み?スターリン博物館に行ってきた

ジョージアが生んだ英雄? 世界史などでおなじみの第二次世界大戦時の旧ソ連最高指導者スターリン。 実は本名はイオセブ・ベサリオニス・ゼ・ジュガシヴィリといってジョージア人である。 かつては至る所に銅像が建てられていたらしいが、粛清や強制移住など…

発音が難しい古都ムツヘタ(Mtskheta)へ日帰り旅行

世界遺産の古都ムツヘタに日帰り旅行 ジョージアに来たならば誰もが行くであろう世界遺産の街ムツヘタに行くことにした。 ムツヘタは首都トビリシから車で30分くらいの距離にある。 トビリシからは地下鉄のディドゥベ(Didube)駅前からマルシュルートカ(ミ…

ジョージア(グルジア)の首都トビリシで温泉に入ってきた

硫黄のにおいがする地下鉄 トビリシには温泉がある。 そもそもトビリシの語源自体が「温かい」という意味があるそうで、観光客でにぎわう旧市街付近に温泉施設が集中している。 下の写真の半円形の屋根の建物はすべて浴場なのだ。

ジョージア(グルジア)でサッカー観戦する方法

サッカー・ジョージアリーグのレベルについて まったく需要はないだろうが、ジョージアの首都トビリシでサッカー観戦をしてきたので、その一部始終とスタジアムへの行き方などをお伝えする。 一般的にヨーロッパでサッカー観戦といえばイングランドやスペイ…

アゼルバイジャンの航空会社 Buta Airways (ブタ・エアウェイズ)を利用してみた

アゼルバイジャン航空の子会社 ジョージアのトビリシに5泊することにはしていたが、どうしてもアゼルバイジャンに行きたい。 そう思ってトビリシの空港でバクー行きの航空券がないか探してみたが、トビリシ到着時(午前6時前)にはカウンターに誰もいなかっ…

不思議な文字の国ジョージア(グルジア)を旅した

欧州最後の秘境? スペインからアテネ経由でジョージアの首都トビリシに到着した。 6日間滞在する予定で、いろいろな場所を観光しようと思っていたが、これまでの無理な移動の影響で疲労が溜まっていたので、トビリシの宿に5泊することにした。 これでしば…

アテネに短時間滞在

エーゲ航空でジョージアへ向かう コルドバからマドリードへバスで戻り、マヨール広場やサンティアゴ・ベルナベウスタジアムなどを見学し、翌日にはエーゲ航空でジョージア(グルジア)へ向かうことになっていた。 ギリシャの首都アテネで乗継をするのだが、…

スペインでガイドブックに載っていないアルモドバル城に行ってみた

ヨーロッパ風の城を見に コルドバ滞在中に、近くの街まで城を見に行った。 日本で旅行計画を練っているときに、Googleマップでたまたまアルモドバル・デル・リオ(Almodóvar del Río)というところに城があるのを見つけ、時間があれば行ってみようと思ってい…

グラナダとコルドバでイスラム建築を堪能

アンダルシアに戻る マドリードでサッカー観戦を終え、翌日バスでグラナダに向かった。 旅のハイライトとなるであろうアルハンブラ宮殿がある街である。 イベリア半島には8世紀から15世紀にかけてこの地を統治したイスラム教徒が作った建築物が多く、イスラ…