高級リゾート地へ温泉旅行
夏休みは遠出すると非常にお金がかかるので、近場しか行かないようにしている。
例年お盆は、家で過ごしたり、実家に帰ったりとアクティブなことはしない時期なのだが、温泉付きの宿を探していたところ、ニセコの宿が安かったので思い切って宿泊してみることにした。
外国人がたくさん入ってきて何かと話題のニセコだが、ゆっくり滞在するのは久しぶりで、前回行ったときはまだオーストラリア人もほとんど入ってきていない時期だった。
今回の旅ではじめて「高級リゾート・ニセコ」を味わったのだが、国内ではあまり目にすることのないような風景が広がっていた。
ここは日本か?
ところで、なぜニセコがこれほど賑わっているのかというと、なんといっても冬場に良質なパウダースノーでスキーやスノーボードを楽しむことができるのが一番の理由だろう。
北海道の他の地域でもパウダースノーのスキー場があるのだが、ニセコの他にも最近では富良野などで外国資本が入ってきているとの噂もある。
ただし、今回行ってみてわかったのだが、ニセコ地区の中心地と思われる倶知安町の比羅夫は雰囲気が外国のようなのだ。
外を歩けばオーストラリア人のような人たちが多く、街並みも日本っぽくない。
こういう点は北海道の他の地区とは大きく違うところだ。
海外でよく見る日本料理店のような看板が多くて、日本人にとっては不思議な感じがするだろう。
バス停は英語メイン。
道路工事の看板は2か国語表記。
いかにも外国にありそうな日本食レストランのお店や看板。
外国人が考えそうな日本風の通り。しかしこれは正式名称らしく地図にも載っている。
別荘やコンドミニアムなどが集うエリア。後ろに見えるのは羊蹄山。
スキー場からスキーやスノーボードを外さずに街へ降りてくる輩もいるのだろうか。
比羅夫の中心部。
シンガポールの会社が建設中のホテル。中国語表記もある。
ニセコ観光で何をするか?
ウインタースポーツ目当ての観光客が多いので夏場は人通りが少ないのだが、夏のニセコもいいところがある。
私はやったことがないが、ラフティングなども昔から有名で、外国人の人気も高いようだ。
今回の目的である温泉については宿泊した比羅夫地区の他、五色温泉などに様々な施設があり、日帰り入浴もできる。
また、少し足を延ばせば1時間程度で楽しめる登山スポットのニセコアンヌプリや、羊蹄山のおいしい水が湧くふきだし公園(京極町)なども有名な観光地だ。
何より、この地域で見る羊蹄山はとても美しい。
私は今回の旅では神仙沼というところを散歩したのだが、静かで普段あまり見ることのない植物や虫を観察できてとても満足だった。
海外に行く時間がない人はシーズンオフのニセコで外国気分と自然・温泉を満喫してはいかがだろうか。