私の外国語挫折日記

さまざまな外国語への挑戦と旅の記録です


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スペインでガイドブックに載っていないアルモドバル城に行ってみた

ヨーロッパ風の城を見に

コルドバ滞在中に、近くの街まで城を見に行った。

日本で旅行計画を練っているときに、Googleマップでたまたまアルモドバル・デル・リオ(Almodóvar del Río)というところに城があるのを見つけ、時間があれば行ってみようと思っていたのだ。

コルドバは観光する場所が一部分に集中していて、午前中の間にまわってしまったため、アルモドバルにふらっと行ってみることにした。

昼くらいにバスターミナルに向かいアルモドバル行きのバスを探したところ、13:30発の便があることがわかった。

帰りの便があるのかは不明だが、何とかなるだろうと思いアルモドバルへ向かった。

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ドラマのロケ地とになった城

コルドバから30分ほどでアルモドバルに到着。

正直どこでバスを降りたらいいのかわからなかったが、城の麓にある駐車場前にバス停が見えたので、そこで迷わず降りた。

小高い山の上にある城を目指して、10分程度歩くと入り口にたどり着いた。

城は遠くからでも目立つのでここまで来るのに迷うことはない。

城付近には観光客もちらほらいて、ほとんどの人は車で来ているようだった。

入場料を払って中に入ると、いかにも中世ヨーロッパの城のような世界が広がっていた。

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城全体がきれいで保存状態も良く見える。

城内の展示の一部にこの城の歴史を説明する動画があった。

それによると、この城はもともとはムーア人が8世紀に建てた城で、その後何度か改修された後、20世紀初頭には廃墟のようになっていたようだ。

そして、アメリカなどを旅して文化財の保存の重要性を感じていた城のオーナーとなる人物が36年かけて現在の姿に修復したそうだ。

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城内にはところどころに、何か中世の騎士が写った写真が掲示されている。

これは世界で人気のドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の撮影シーンがここで行われたということを示しているらしい。

ここは人気ドラマのロケ地だったのだ。

これだけきれいな形で残っているからこそドラマの撮影が行われるのだろう。

中世ヨーロッパの雰囲気を味わうにはなかなかいい場所なのかもしれない。

世界遺産ではないが、混雑もしていないしアクセスさえ良ければおすすめしたい場所でもある。

 

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バスが来ない

そして1時間半くらい城内を見学して、山を下りた。

バス停はあるのだが、時刻表は表示されていない。

英語を話す夫婦らしき観光客が先にいてどうやらバスを待っているようだ。

私もバスが来ることを願って待ってみたが1時間経過しても全くバスが来ない。

本当にバスが来るのか不安になったので、バス停に表示されている路線番号のようなものでインターネット検索をしたところ、時刻表を見つけることができた。

どうやらここを通るバスはM-250という路線で、この日(土曜日)は16:30に隣町のポサダスというところを出発するのが最終便らしい。

はじめから調べておけば時間を有効に使えたのだが、調べ方が思いつかなかった。

「M-250 cordoba bus」などという単語を入力して検索するとすぐに見つかったので、スペインの田舎町に行くときは、あらかじめこういった方法でバスの時間を調べていくことをおすすめしたい。

ちなみに平日はもっと便が多いのだが、土日になると1日3本くらいしか運行していないので、できれば平日に行くべきだろう。

 

私は無事に最終便に乗ってコルドバに戻れたのだが、ユダヤ人街を歩いていると1時間半もの間ともにバスを待ち続けた夫婦に遭遇した。

奥さんの方が気付いて声をかけてきて、"small world"とかいいながら少しうれしそうな様子でもあった。

共に長時間バスを待ち続けた仲なので、親近感も湧いていたに違いない。

そんなこともありアルモドバル城日帰りツアーは印象的な旅になったのであった。