お土産にスタバグッズを頼まれる
旅行に行くと頼まれることが多いスターバックスグッズだが、中国には限定商品が多く存在するらしい。
ドイツ・スペイン・ポルトガルではおなじみの都市名や国名が入っているご当地タンブラーとマグカップは見かけたが、それ以外の限定品があるのかどうかはわからなかった。
しかし中国のスターバックスはいかにも中国的なデザインのステンレスタンブラーなど、中国以外では売っていないであろう商品が一目でわかる。
私は家族にお土産に頼まれたということもあるが、せっかくなので買って帰ることにした。
値段を見てびっくり
3月初めの限定商品は桜のデザインが多かった。
ただし中国のタンブラーは日本のものと違っていて背景が黒色の「夜桜」である。
ピンクのデザインもあったが、こちらの方が日本で売っていないレア感があるのでお土産にすることにした。
いくつか種類があったが、サーモス製のしっかりした容量500mlのステンレスタンブラーをチェックしてみることに。
日本で目にするタンブラーと同じような作りであったが、値段だけが大きく違っていた。
貼られていた値札には「¥449.0」と記載されている。
449元(約7,500円)とは想定外の値段だったので驚いた。
日本で売っているステンレスタンブラーは4,200円だったので両替手数料などを加味すれば2倍近い価格だ。
隣にあった容量375mlのステンレスタンブラーは229元(3,800円)であった。
こちらはサーモス製ではないので安いのだろうが、日本のものと比べるとやはり高価である。
王府井のデパートや空港などいろいろな場所でチェックしたが値段はどこも同じだった。
結局、家族用に高い方のタンブラーを、自分用に安いタンブラーを購入した。
2個で1万円超の出費である。
購入したタンブラーの性能を比較してみると、サーモス製の高い方は68℃で6時間保温可能である一方、安い方は40℃以上6時間となっていて、明らかにサーモス製の方が優れていることがわかる。
実は北京に来る前にも、2月上旬には広州のスタバで春節っぽい上品な花柄のステンレスタンブラーが店頭に並んでいるのを見かけた。
季節が変わるたびに新たな限定商品が出ている可能性もあるので、周りに中国に行く人がいるスタバファンの方はお土産にお願いしてみるのもいいかもしれない。
ただし、意外と高価だということは頭に入れておいた方がいいだろう。
素敵な外観のお店も多いので自分で観光で行っても楽しめるはずだ。
爆買いの深層 外国製品は高いのか?
スタバだけでなく、化粧品も頼まれていたので何店舗かまわってみたが、こちらも異常に高く感じた。
海外ブランドの商品はどこも他の国での価格の1.5倍以上はするようだ。
どういった理由でそういう価格設定になっているのかは不明であるが、日本のデパートの化粧品売り場に中国人が殺到している理由がよく分かった気がする。
そういえばスペインで体調を崩したときに薬屋に行ったのだが、なぜか「あなたは中国語を話しますか?」と訊かれた。
なんとスペインの薬屋に中国人スタッフがいるのだ。
ということはスペインでも日本と同じく中国人が薬を買っていくということなのだろうか。
こちらは薬の安全性や品質の問題もありそうだが、なぜ中国人は「爆買い」をするのかいろいろな国から見てみることで様々な要因を見ることができた。
どうやら単に日本製が優れているというだけではなく、中国国内との価格差が予想以上に存在しているようだ。
やはり中国のお土産を買うなら中国製品を買うのが経済的なようだ。