私の外国語挫折日記

さまざまな外国語への挑戦と旅の記録です


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発音が難しい古都ムツヘタ(Mtskheta)へ日帰り旅行

世界遺産の古都ムツヘタに日帰り旅行

ジョージアに来たならば誰もが行くであろう世界遺産の街ムツヘタに行くことにした。

ムツヘタは首都トビリシから車で30分くらいの距離にある。

トビリシからは地下鉄のディドゥベ(Didube)駅前からマルシュルートカ(ミニバス)が出ており、わずか1ラリ(40円くらい)で行くことができる。

この日はアゼルバイジャンから夜行列車で戻った日で、ムツヘタには午後から行ったが、観光するには十分時間があった。

 

ディドゥベ駅周辺は外国人から金を巻き上げようとする悪質なマルシュルートカやタクシーのおっちゃんも多いので、なるべく関係のなさそうな店のおじさんなどに行き方を尋ねて安全そうなマルシュルートカを利用できた。

私が利用したのは、チケット窓口のようなところで料金を前払いしてから乗るタイプのものだ。

 

ジョージア語でムツヘタ(Mtskheta)の発音をすると子音が連続するので、「ッツヘタ」と言っているように聞こえる。

口はMの発音をする構えをして、破裂するように「ツヘ」と発音する感じだ。

間違っても"MU"と発音してはいけない。

「ヘ」は"KH"とこれまた日本語にない発音なので一苦労である。

「ムツヘタに行きたい」ということを相手に伝える時に、発音がうまくないと「何言ってるの?」という顔をされるので注意が必要だ。

 

ムツヘタの教会巡り

マルシュルートカで無事ムツヘタに到着し、世界遺産のスヴェティツホヴェリ大聖堂に行ってみた。

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なんだか城みたいな造りだが、大聖堂らしい。

城壁の向こうにはいかにもジョージア風の教会。

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建物の中に入ると、観光客がたくさんいた(ほとんどロシア人)。

ここは撮影可能だったが、十字を切っている観光客も多く、アウェイな雰囲気を感じたのでさっさと退散した。

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外にはワインを作る器のようなものも放置してあった。

 

次に同じく世界遺産のサムタヴロ教会まで歩いて行った。

ここは内部の撮影禁止なので写真は外観のみ。

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気になる丘の上のジワリ修道院

トビリシから北に向かうと目に入る教会風の建物がある。

そこはジワリ修道院という世界遺産にもなっている場所で、なんと6世紀の建築物だという。

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ここへ行くには徒歩では難しいのでタクシーを利用することになる。

徒歩で行った場合はムツヘタから1時間半くらいかかるらしい。

最初に行ったスヴェティツホヴェリ大聖堂の近くにあるムツヘタの観光協会のようなところにジワリ修道院への往復タクシー代は20ラリ(800円くらい)と明示しているのでぼられることもないだろう。

私が利用したタクシーは日本製のVOXYで、エンジンをかけると「ETCカードが挿入されていません」という音声が流れた。

ジョージアは日本の中古車が流通しているのか、5日間で3回は乗った気がする。

そんなタクシーは100キロくらいのスピードでぶっとばして、ジワリ修道院まで連れて行ってくれた。

タクシーがぶっとばすので、ジワリ修道院までの道を徒歩で行くのは危険だということも知ることができた。

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これまでに見学した教会と違い内部に壁画などはなかったが、歴史を感じさせる石造りの建物だった。

ここから見えるムツヘタの街もとてもきれいで、ジワリ修道院ジョージアに来たら絶対に行くべき場所だと思った(できれば天気がいい日に)。

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写真はきれいに撮れたが、やはり山の上だけあって凄まじい強風も体験することになった。

持ち物を飛ばされないよう注意が必要だ。

とはいえ、周囲はのどかな風景なので癒されること間違いなし。

古い教会と美しい風景、ムツヘタでジョージア旅行の醍醐味を味わうことができたので大変満足な1日となった。

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