私の外国語挫折日記

さまざまな外国語への挑戦と旅の記録です


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ジョージア(グルジア)の首都トビリシで温泉に入ってきた

硫黄のにおいがする地下鉄

トビリシには温泉がある。

そもそもトビリシの語源自体が「温かい」という意味があるそうで、観光客でにぎわう旧市街付近に温泉施設が集中している。

下の写真の半円形の屋根の建物はすべて浴場なのだ。

 

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この近くにある地下鉄のアブラバーリ駅はホームが地中深くにあるのだが、ものすごく硫黄のにおいがする。

これもおそらく温泉が湧いているからであろう。

私はアブラバーリ駅周辺に宿泊していて地下鉄をよく利用していたので、このにおいに反応して温泉に行きたくなってしまっていた。

しばらくシャワーばかりで風呂に入っていないし、長旅で肩も凝っていたのでリラックスしたかったのだ。

 

個室のある浴場へ突撃

公衆浴場だとゲイに襲われるという情報もあったので、個室を探すことにした。

まずは宿に置いてあったパンフレットの施設に行ってみることにした。

下の写真の橋の右に見える中央アジアイスラム建築みたいな建物が温泉施設らしい。

ここなら50ラリ(2,000円程度)で1時間貸し切りできるようだ。

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17:00くらいに行ってみたが、人気の施設なのかこの日は予約でいっぱいだという。

残念だが別の施設を探すことにした。

近くは温泉施設だらけなのでどこかに空きはあるだろう。

たまたま目についたこちらの施設に行ってみた。

少しボロいかもしれないが、看板に50ラリと書いてあるので大金を取られることはないだろう、そんな気持ちで入ってみた。

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受付に確認してみると、30分待ちだという。

料金は30ラリ(1,200円程度)と先ほどの施設より安い。

迷わず予約し、ここで待つことにした。

ちなみにこちらの受付とはロシア語で会話した。

英語はあまり通じないようだ。

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温泉を一人で貸し切り

待っている間、次々と客が現れたがしばらく空き部屋がないらしく残念そうに帰っていった。

もしかしたらあと少し遅く来ていたら入れなかったのではないか?

どうやらとてもいいタイミングで入ることができたようだ。

本来なら早めに予約した方がいいのだろう。

40分ほど待って、ようやく個室に入ることができた。

貸し切り料金30ラリに加え、タオルの貸出料2ラリを支払い、中に入るとまずはテーブルと椅子が置かれた部屋があり、その奥に浴槽とシャワー、垢すり用のスペースがあった。

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シャワーは栓をひねると水・お湯が出てくるのだが、明らかに温泉から引っ張ってきたようなにおいがする。

シャワーといっても、出てくるお湯は細かい水滴になるわけではなく、高いところに蛇口がある水道のようなものだった。

温度調節も難しく、ここではあまり快適さは感じない。

硫黄のにおいがするシャワーで体を洗うといよいよ浴槽へ。

お湯の温度は熱すぎず、ぬるくもなくちょうどいい。

浴槽の中は非常に快適だった。

泉質は肌がすべすべになりそうな感じで、日本にもありそうな温泉だ。

日本の温泉と比べて違うところは、浴槽がかなり深くなっているところで、165cmくらいの身長があれば問題ないのだが、小柄な人が入ると立っていても顔まで浸かってしまう深さだった。

私は一時間たっぷり使って、久々の風呂でおおいにリラックスすることができた。

 

いろいろと難点はあるが、細かいことを気にしない人なら、ゆっくりと風呂に入って旅の疲れを癒すことができるはずだ。

最初に行ったモスク風の施設なら、料金も高いので設備がここよりもマシなのかもしれない。

追加料金を払えば垢すりやマッサージのサービスもあるようなのでトビリシに行く方はトライしてみてはいかがだろうか。