入国してすぐ滑走路が見える
先日の旅行(2019年2月)でイギリス領のジブラルタルに行ってきたのだが、入国早々面白い体験をすることができた。
ジブラルタル自体あまり広くない地域なので土地がないのだろうか、国境近くに空港があり、街に向かうためには滑走路を横断する必要があるのだ。
私はそんなことは知らなかったこともあり、入国直後には中心部行きのバスに乗ってこの滑走路を横断していくことになった。
ここは徒歩でも横断可能だ。
歩いて滑走路を横断することは日本ではなかなか体験できないので、帰りは歩いて渡ることにした。
離陸するときはどうなるのか
ジブラルタル観光を終えて歩いてスペイン側に戻ろうとすると、たまたま離陸の時間になったらしく滑走路を渡ることができなくなっていた。
はじめに徒歩の通行者が通れなくなり、続いて車両が通行できなくなるというように、2段階で滑走路から締め出される仕組みだ。
私が到着したときはまだ、自動車は通行できたようだ。
しばらくすると飛行機がゆっくりと目の前の滑走路を通り過ぎていった。
飛行機は折り返した後、スピードを上げて再度目の前を横切りながら離陸していった。
通行止めから再開までかなり時間がかかりそうに思えるが、カメラの時刻を後で確認したところ10分程度しかかかっていなかった。
滑走路前のゲートが一斉に解放されると、車や人が一気に滑走路に入っていき「普通の道路」に戻る。
なんだか踏切のようだが、このような滑走路バージョンはあまり体験することがなさそうなので、非日常を味わってみたい人はあえて離陸時を狙って訪問するのもいいかもしれない。
ジブラルタル観光
滑走路はもちろん面白いが、市内観光も楽しめるのがジブラルタルだ。
スペインから気軽に行けてイギリスの雰囲気を味わえるのと、「ザ・ロック」と呼ばれる巨大な岩山の上でヨーロッパで唯一存在する野生の猿をみながらゆっくりできるのがこの街のいいところだ。
物価が高いのが難点だが、日帰りならあまり影響はないだろう。
私は日曜日に行ったのだが、店がほとんど閉まっていてすこし寂しい雰囲気だった。
できることなら平日に観光する方がいいだろう。