一年の振り返り
今年一年を振り返ってみると、また懲りずに色々な外国語に手を出していた。
ロシア語の他にインドネシア語、ポルトガル語、スペイン語などを中心に学習したが、オランダ語やペルシア語、トルコ語なんかも少しやっていたはずだ。
それでも以前より一つの言語に集中する期間が長くなったので、上達を実感したような気もする。
今まではテキストの初めの方しかやらないことも多かったが、ようやく言語の学び方が上手くなったということなのだろうか。
世界の言語シリーズ
2020年は大阪大学出版会で出している「世界の言語シリーズ」を何冊か購入した。
きっかけは4月に発売したペルシア語で、こちらは2週間くらいで全部読んだ。
ペルシア語は学生時代に勉強していたので、スムーズに進められたが、このシリーズはどれも一通り文法を学習していないと厳しいと感じた。
世界の言語シリーズは外国語学部の授業で使うような教材を本にしているようなので、どれもレベルが高い。
ペルシア語の他には中国語、ロシア語、ポルトガル語、イタリア語、インドネシア語も購入したが、この中で初心者でも役に立ちそうなのはインドネシア語くらいだろう(イタリア語もいけるかもしれない)。
シリーズ全体で15冊発売されているが、ページ数も200ページ程度の薄いものから400ページを超えるもの分厚いものまでと、随分差がある。
私は購入していないが、本屋で見かけたデンマーク語などはかなり手強そうな印象だ。
このシリーズは白水社のニューエクスプレスのように構成が統一されていないので、実物を見てから買った方がいいだろう。
半年くらい前の大阪大学出版会のホームページには、トルコ語、アラビア語、ウルドゥー語が新刊予定と出ていたので、近いうちに発売されるのかもしれない。
2021年はトルコ語をやりたいので、現物を見て面白そうだったら買うつもりだ。
インドネシア語はおすすめできる
世界の言語シリーズ・インドネシア語は、これ一冊あれば基礎からそれなりのレベルまで到達できる優れた教材だ。
私も5月に購入し、全30課のうち16課くらいまで進んでいる。
課ごとに覚える単語が多いので、じっくりやると相当な時間がかかるのだが、この本のいいところは沢山出てきた単語をその課の中の例文や練習問題で登場させているので、記憶に残りやすいところだ。
格変化などもなく比較的学びやすい言語だが、接頭辞や接尾辞の仕組みがやや難しいので、読み物が読めるようになるには少し時間がかかりそうだ。
スペイン語への回帰
スペイン語は初めて手をつけた英語以外の外国語なので、かれこれ20年くらい前にやり始めたが、一向に上達(というか学習自体)していなかった。
ところが、先日、ポルトガル語を学習したところ、スペイン語の読解力が向上したので、面白くて両方学習している。
どちらの言葉も文法や語彙が似ているので、スペイン語を集中的にやった後にポルトガル語のテキストを見て意味がわかったりする、というようなことが頻繁にある。
この感覚がたまらないので、最近は主にスペイン語、時々ポルトガル語というような学習スタイルが定着しつつある。
新型コロナウイルス流行で、スペイン語圏、ポルトガル語圏に行くことはしばらくないだろうから、読む力、聴く力をつけて、インターネット上で活用できるようになるのが、2021年の目標だ。
ちなみに世界の言語シリーズのポルトガル語はまだ実力が伴っていないので、手をつけられずにいる。