思わぬ学習効果
ポルトガル語を学習し始めてから約1か月、たまたまテレビでスペイン人の話すサッカー情報を見ると、不思議と何を言っているのか何となくわかったような気がした。
たしかにこれまでもスペイン旅行に向けて学習をしたことはあったが、中途半端に終わっていて、動詞の過去形すら覚えていない有様であった。
ところが、ポルトガル語学習でニューエクスプレスを一通り読み終えてからスペイン語の文法書を読んでみると、以前は頭に入ってこなかったことがすんなりと理解できるようになったような感覚であった。
少しまとまった文章なども以前より理解できるところが増え、結果的にスペイン語学習への意欲が高まってしまったのだった。
3度目くらいのスペイン語学習
語学のつまみ食いのようなことを10年以上続けているのだが、その経験から言えるのは「鉄は熱いうちに打て」ということだ。
興味を持った時ほど学習が進むということを実感しているので、興味があるうちにどこまで実力を伸ばせるかが重要だと思っている。
ロシア語はいったん封印するが、文法が似ているポルトガル語は相乗効果がありそうなので継続することにした。
学習は無料アプリのduolingoや前に買った文法書を使い、読解と聴き取りのために新たに教材を買ってみた。
買ったのはロシア語でも満足度の高かった「耳が喜ぶ」シリーズ。
まとまった文章が読める上に、リスニングも鍛えられるので一石二鳥だ。
多言語学習の成果?
スペイン語やポルトガル語を学習していると、これまで学習した他の言語の経験が生きているように感じる。
たとえば、単語は両言語に共通しているものだけでなく、TOEIC対策で覚えた英単語なども似ているものが多い。
ヨーロッパの言語はラテン語やギリシャ語起源のものが多いので当たり前ではあるが、そうした知識のおかげで、読解などではこれまで学習したわけでもない単語が多く出てきても読めてしまうことがあるのだ。
アジアやアフリカの言語ではそううまくはいかないだろうが、いろいろな言語に手を出してきた成果が表れているような気がしている。