ソウル市内にある中央アジア人街
韓国へ旅をしてきた。
韓国語は少し勉強したことがあって文字は読めるし、発音から漢字をイメージしてだいたい何書いているかわかるので、とても楽だ。
もう4回目の渡航になるので大分慣れてしまったこともあるのだろう。
楽なのはいいが、少し刺激が足りないと思い、怪しいエリアに足を踏み入れることにした。
韓国なのにキリル文字が溢れる地域があった。
ここは市内中心部の東大門付近にある「中央アジア人街」だ。
近くに東大門市場があるため中央アジア・モンゴル・ロシアなどからバイヤーが集まるようになり形成されたらしい。
東大門市場では衣料品などを取り扱っているため、одежда(服)と書かれた看板が目立った。
ウズベキスタンが多数派か
この地域を歩いていると圧倒的にウズベキスタン関連と思われる店やオフィスが多いことがわかる。
キルギス、カザフスタンと書かれた表示も見られるが、ウズベキスタンに比べるととても少ない。
飲食店も何店舗かあったが、いずれも「サマルカンド」という名前が入っていた。
なぜ同じような名前を付けるのか謎だ。
「サマルカンド・レストラン」、「サマルカンド・カフェ」などがあったが、今回行ってみたのは「スターサマルカンド」というオープンから間もない店だ。
店は夜12時まで開いているようだが、夜10時30分くらいに行くと「もうすぐ閉店するぞ」という雰囲気が漂っていた。
マントゥとプロフ(炊き込みご飯)を注文し、中央アジアの味を堪能した。
ラグマン(中央アジアのうどん)は残念ながらないとのことだった。
店員の会話はウズベク語?
注文はロシア語でやってみたが通じていたようだ。
店員同士はウズベク語だったりロシア語で会話をしているようだった。
店員のおばちゃんは旧ソ連でありがちな金歯だったのと、自分以外の客が中央アジア人だったため、韓国にいることを忘れそうになった。
この地区は「リトル・トーキョー」のように「リトル・サマルカンド」とかいう名前はないのだろうか?
ウズベク人だけがいるわけでないから特定の都市名を付けづらいのかもしれない。
では「リトル・СССР」はどうか、などと考えてみたが、あまりいい名前は思いつかない。
少し変わっている場所だが、それほどヤバイ雰囲気もないので、旅行に行くならぜひおすすめしたいエリアだ。
韓国に行くことがあり、辛い料理に飽きたらウズベク料理を試してはどうたろうか?
エキゾチックな雰囲気も味わえてきっと楽しい思い出になるはず。
店員さんはもちろん韓国語も通じる。