英語と似ているから…
特に目的がないのに学習したくなる言語が定期的に現れるのだが、今回はデンマーク語のようだ。
デンマークには行ったことがないし、今後の旅行先としても優先順位が高いわけでもない。
グリーンランドやフェロー諸島などのデンマーク領の地域には興味があるが、これらの地域ではそれぞれ別の言語が話されているので、学習する理由にはならない。
だが、なんとなく学習したくなったのでやってみることにした。
学習させる気になったもの
なぜデンマーク語をやりたくなったのかというと、たまたま手に入れたこの本からただならぬ気合が感じられたからだ。
大阪大学出版会の「世界の言語シリーズ」はこれまで17タイトル発売されているが、ページ数の多さはその中でもトップクラスだ。
そして他のタイトルはたいてい1枚しかついていないCDが「デンマーク語」は2枚付いている。
コラムもデンマーク語への愛を感じるし、何より面白い。
お隣の「スウェーデン語」も入手したのだが、まずはデンマーク語をやりたいと思ったので、しばらく学習してみることにした。
英語と近い言語だし、単語も何となく似ているから少し読めるようになったらいいな、という甘い考えで学習を開始したのだが、CDを聴いた瞬間、ゴールを見失いそうになった。
何を言っているのかわからない
確かに単語の綴りを見ると英語と非常に似ているものがあり、あまり難しそうに見えなかったのだが、音声を聴いてみると、何を発音しているのか全く聞き取れない。
Rはフランス語みたいな発音で、英語よりも綴りと発音にずれがある。
第1課から練習問題が非常に難しい。
なかなか大変な言語だということを実感した。
コラムを読むと隣国のスウェーデン語やノルウェー語も意思疎通が可能なほど近い言語のようだが、スウェーデン人やノルウェー人からはデンマーク語は聴き取りづらい言語としてからかわれるのだそうだ。
CDが2枚付いていた理由が何となくわかった気がした。
ここで挫折する人も多いだろうが、難しい言語であればわかるようになっと時のやりがいもありそうなので、もうしばらく続けてみようと思う。
おそらく絶版になるであろうデンマーク語の読み物もネット書店で購入したので、これが読めるようになることを目標に頑張るつもりだ。
聴き取りは難しいかもしれないが…