私の外国語挫折日記

さまざまな外国語への挑戦と旅の記録です


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失敗しないメルカリでの書籍購入方法

掘り出し物の見極め方

メルカリにハマって2カ月近く経過しようとしている。

中古品を実物を見ずに買うのは割とリスクがあるのだが、購入回数も40回近くなり、「見極め」が上達してきたように感じる。

自分でも出品しているので、出品者側の心理も考慮し、どのようにすれば状態のいいものを安価で購入できるのかまとめてみた。

語学書をメインに購入しているが、ビジネス書などを購入する際にも応用できるだろう。

写真を見る

まずは写真で判断するのが大前提だ。

明らかな傷や汚れがないかチェックする。

出品用の写真は解像度があまりよくないので、しっかり見ることをおすすめする。

色々な角度から撮影されたものが掲載されていると安心だが、表紙一枚だけ掲載している出品者も多い。

また、妙にアップで撮影されている写真だけ掲載されているもの、写真がぶれていたり暗くて状態が確認できないものは、意図的に傷や汚れを隠していることがあるので購入を避けた方が無難だ。

傷や汚れのあるものは、該当箇所が写真で確認できる商品が安心だ。

光が反射している画像も意外と状態を確認するには便利で、カバー表面や表紙の細かい凹凸がよく見えたりする。

 

説明文を確認する

次に説明文についてだが、商品の状態が説明されていることが最も重要だ。

書籍の内容であればAmazonなどで確認できるが、出品されている商品の状態は写真だけでなく説明文でも確認したい。

経年劣化の程度や傷・汚れ、日焼けなどの情報は欲しいところだ。

傷や汚れありの商品でもどこにダメージがあるのか、具体的にわかるものであれば届いた時に納得できるだろう。

傷や汚れが無い場合、説明文もあまり詳しく書いていないことが多いが、写真と同様に都合の悪いところを隠している可能性もある。

写真と説明文どちらも情報量が少ないものは、たとえ「未使用に近い」カテゴリーの商品でもあまり信用できないと思っている。

 

語学書の場合は付属CDの開封状況も気になるところだ。

CDは再生できればいいので、開けていても大して影響はないのだが、CD未開封ということは本自体もあまり使用していないことが多いので、美品である可能性が高くなる。

 

また、出品した経緯などが書かれていると信頼度がやや上がる。

後述するが、副業でメルカリをやっている出品者の場合は自分で読んでいない可能性が高いので、傷や汚れ、書き込みの見落としが多くなる。

できれば、自分で使用するために購入したが不要になった、という「ストーリー」が説明文に書かれている出品者から購入した方が無難だろう。

 

出品者の人物像を見極める

中古品をインターネットで売買するにあたり、取引の相手方が信頼できる人物かどうかという点も重要だ。

写真や説明文がしっかりしていても、出品者の行動で不快な思いをすることもあるだろう。

また、写真や説明文自体に虚偽の内容を掲載している可能性もある。

そうした不安要素を排除するために出品者のプロフィールや出品しているものを確認することをおすすめしたい。

 

まずは出品者の評価一覧を確認する。

アプリでは直近100件の取引の相手方からの評価が確認できる。

取引相手の評価は「良かった」と「残念だった」の2通りしかないが、よっぽどのことがない限り「残念だった」の評価をつけることはない。

にもかかわらず「残念だった」評価が多い出品者はやはり問題がある可能性が高いと言えるだろう。

「良かった」の評価の中にもよくよく内容を読むと不満な点を書かれているものもよく見るので、「残念だった」評価がゼロでも警戒すべき出品者は意外と多い。

PC版では総取引件数のうち「良かった」と「残念だった」の総数だけ確認できる。

直近100件に「残念だった」評価がなく、それより前に「残念だった」評価があった場合はアプリで確認できないが、PCでは確認できる(相手方の評価コメントは見ることができない)。

こうした点も参考にしながら取引をするといいだろう。

 

出品者の評価の他にプロフィールや出品しているものでどのような属性の人かを知ることができる。

これまでの取引の経験から社会人の出品者は概ね期待通りの商品が届くのに対し、学生や社会人になりたてと思われる出品者は少し残念な取引になることが多い。

専業主婦らしき出品者は学生よりは信頼度が高いが、社会人と比べるとやや劣るという印象だ。

見分け方としては受験用の赤本や高校の教科書、大学の講義で使いそうな専門書などを出品しているのは学生、そこにSPI対策などの就活本、社会人になりたての人が読むようなビジネス書があれば新社会人、ビジネス書や仕事に関連する書籍、少し高価なモノを出品していたら社会人、というところだ。

また、子供服や雑誌メインで、仕事に関係のありそうな書籍などがなければ専業主婦と推測している。

仮説だが、社会に出ていない学生などは出品したものに対しての責任感が社会人よりも劣っているのではないだろうか。

商品の状態を実物よりもよく見せようとするなど、倫理観がまだ訓練されていないように感じている。

大学生が講義に使用する本だと頻繁に持ち歩くため、ダメージを受けやすいという事情もあるかもしれない。

カバンに入れて移動するだけでも本は傷むものだ。

ただし、とてもいい商品を販売している学生もいるので、そこは過度に警戒しなくてもいいだろう。

専門書や辞書など定価よりも大幅に安く購入できるのも大学の講義でたくさんの学生が一時的に使うからだ。

そういう意味で学生から買うメリットも少なくはない。

 

「業者」から買ってはいけない

学生よりも警戒すべき出品者の属性がある。

それは大量の取引を行っている「業者」だ。

転売なのか何なのかよくわからないが、数千~数万の取引を行っているアカウントはとても「不要品の整理」や「欲しいものを買う」という次元を超えているとしか言えない。

要するに利益を目的として継続的に使用している人たちなのだろう。

こういう人たちはプロなので、自身の利益を最大化しがちである。

いくつかのアカウントをフォローしたりブロックしたりして観察してみたが、メルカリ内で安く仕入れメルカリで転売しているあからさまな転売ヤー、どこから仕入れたのかわからないが同じ商品を大量に出品しているアカウントなど興味深い。

転売ヤーに至っては、仕入れ先の出品者から転売がバレて「残念だった」評価がつけられていたが、どういうわけか翌日には消えていた(取引をキャンセルしたか、運営に何とかしてもらったか、どちらかだろう)。

こうなると出品者の評価もあてにはできない。

 

こうしたプロたちは相場をよく見ているのであまり安く売ることはしない。

そして商品のコンディションもあまり期待できなさそうだ(モノによる)。

私も初心者の頃、取引件数が2000件を超える方から本を買ったが、写真や説明文にない汚れがついていて残念な思いをしたことがある。

また、「未使用に近い」という書籍を買ったら、書き込みや開きグセ、コーヒーのような汚れがついていて明らかに未使用ではなかったということがあったが、その出品者は一日にものすごい勢いで100品以上出品していたので、多分業者だったのだろう。

くれぐれもこうした業者には気を付けた方がいいだろう。

繰り返し書くが、メルカリ内のプロは良い商品を売るプロではなく、自己の利益を最大化するプロである、ということは頭に入れておきたい。

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都市伝説かもしれないその他の注意事項

男性の出品者に注意

これまでの経験上、男性の出品者から購入したものは期待値を下回ることが多かった。

7件中5件がなんらかの残念ポイントがあったのだ。

それに対し女性から買ったものは30件近くあるが、少しでも残念に思ったのは2、3件程度だ。

なぜこれほど差があるのだろうか。

よくよく考えてみるとメルカリのユーザー層は女性の方が多く、あまり社会人の男性は使っていない。

私の職場でもメルカリユーザーが何人かいるが全員女性だ。

若い人は男性でも利用している人が多いかもしれないが、そうすると男性の取引相手は学生や業者の割合が多くなってしまう。

転売など副業をやるのは男性が圧倒的に多いと思われるので、こうした結果になったのだろう。

男性から買う時は転売ヤーや怪しげな人を避けた方がいいだろう。

ちなみに男性から買った残念な5件の内訳は、説明文にないシミ(業者)、説明文・写真にないカバーの折れ(学生か新社会人)、「未使用に近い」なのに書き込み・汚れあり(学生らしい業者)、包装に体毛が3本(学生か新社会人)、ほとんど使っていないという説明があった辞書に書き込み300か所以上(学生か新社会人)といった具合だ。

参考にしていただきたい。

 

出品元が大阪府

職場の同僚で長年メルカリを利用する女性が「大阪府」の出品者・購入者に嫌な思いをさせられたといつも話している。

私はいまのところ大阪府からの出品者とは2件しか取引していないが、1勝1敗といったところだ。

ただし、上述の残念事例のうち、最後の2件は以前出品した出品元が「大阪府」だった。

これを加えたら1勝3敗。

どれも少し怪しい出品者と思いつつも格安だったために購入したものなので、やはり写真と説明文をしっかり確認して購入した方がいいかもしれない。

「1勝」の方はとてもいい状態だったので、あまり偏見の目で見ずに写真と説明文、プロフィールなどで出品者を見極めていきたいところだ。

 

価格の見極め方

最後に購入する際の価格についてだが、これは同じ商品がいくらで売買されているかを参考にするといい。

頻繁に売買される商品であれば、まずはメルカリ内で相場を確認する。

書籍のタイトルを検索し、価格順に並べるとわかりやすい。

取引が成立したものがどんな状態であったか(書き込みがあるか、汚れがあるかなど)まで確認できれば、いくらが適正価格かわかるだろう。

あまり取引されていない商品などはアマゾン等の別サイトの中古品価格を参考にするといい。

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まとめ

今回書いた内容を踏まえて、私が実際に購入を決定する流れを説明すると、以下のようになる。

 

お手頃な価格の出品を発見したら、まずは写真をじっくり見て傷・汚れがないか確認。

状態を確認するのに十分な写真がなければ購入は見送る。

出品者が撮影した写真が光で反射していたら表面に凹凸がないかチェック。

次に説明文を読んで、商品のダメージが許容範囲か確認。

必要に応じて写真を見返す。

具体的な記述がないものであれば購入を見送る。

出品者が商品を入手した理由・手放す理由が書いてあると信頼度アップ。

そして出品者に不安がないか確認する。

まずは取引評価で「残念だった」が複数あるかどうか。

「残念だった」が多い、または「良かった」の中にネガティブな内容が多くても購入を見送る。

余裕があれば出品者が他にどんなものを出品しているか確認する。

上品なものが多ければ信頼度アップ。

副業の本とか、YouTuberの書いた本がたくさん並んでいたら警戒。

同じ本が複数出品されているプロっぽい人ならそもそも適正価格なのかを疑ってみる。

最後に相場の確認をする。

メルカリ内の取引実績やAmazonの中古価格を確認し、同じ程度の状態のものより安ければ購入、割高であれば見送り。

 

最近はこんな感じで購入しているが、希少品ならスピード勝負なので手順を省くときもある。

こうした手順で失敗の可能性は減らすことはできるが、メルカリは個人間の売買なのでトラブルはつきものである。

失敗ゼロはなかなか難しいので、何回か取引を繰り返しトータルで得することを考えてやったほうがいいかもしれない。

 

以上が、メルカリで集中的に出品・購入を繰り返して得られたノウハウだ。

読んでくれた方の参考になれば幸いである。