語学書コレクターになりつつある
TOEICの学習が順調に進む中、大学書林という出版社の語学四週間シリーズコレクションが充実してきている。
今年に入ってからモンゴル語、オランダ語、ハンガリー語を入手した。
本格的に学習するつもりがなくても、そのうち入手困難になったら後悔すると思い、思い切って買ったのだ。
実際にAmazonでは3冊ともに中古品でしか入手できなくなっている。
語学シルクロードみたいな本棚になりつつあるが、欲が出てきたので、今年中にできるだけ買い集めたいものだ。
四週間シリーズの何がいいのか?
この大学書林の四週間シリーズは、はっきり言って古いものばかりだ。
シリーズのほとんどが昭和に出版されたもので、言語によっては出版後に正書法が改正されているものも多い。
CDもついていないし、別売りのカセットテープはとても高い(入手できるのかも不明)。
だが、文法が一通り網羅されており、一冊やり切れば相当な力がつきそうなものばかりである。
私はロシヤ語四週間を愛用しており、文法で確認したいことがあれば、この本を読み返すことにしている。
古いことは悪いことばかりでもない。
最近買った「オランダ語四週間」では「第二次大戦後の改正前の規則」なる記述が頻繁に登場する。
言語の歴史が学べるという点では貴重な書籍と捉えることもできるだろう。
最新の言葉ならニューエクスプレスでも買えばいい。
とはいえ、古すぎては学習者も敬遠してしまうのだろうか、最初に書いた通りシリーズ全般的に入手困難になりつつある。
2011年に新版が発売されたポルトガル語を除けば、見るからに古臭く、初学者の選択肢に入らなさそうだからやむを得ない。
安定供給というか、現在(2020年)でも比較的容易に入手できそうなのはラテン語、ギリシャ語といった古典言語とペルシア語、ロシヤ語、中国語、広東語、エスペラントくらいだろうか。
マライ語、ビルマ語、ゲール語も書店にはまだあったが、いつ売り切れになるかわからない。
新版が出たポルトガル語のように、この愛すべき四週間シリーズが全面的にリニューアルされる日が来るのかは知らないが、可能な限り集めて、気が向いたら勉強してみたいものである。
お気に入りの四週間シリーズ
持っている四週間シリーズで気に入っているものを紹介する。
ロシヤ語四週間
私が最も愛用する文法書となっている。
新しい文法書もあるが、大きくて重いものが多いので、ロシヤ語四週間がサイズ的にちょうどいい。
何といっても「ロシア語」ではなく「ロシヤ語」だ。
ソ連時代の語彙も豊富で、ロシア語学習者必携の一冊だ。
ペルシア語四週間
分量がおかしい。
絶対に四週間では終わらない。
「ペルシア語四年間」だと思ってやるべき一冊。
ペルシア語は他に本格的な学習書が市販されていないので貴重。
現代ウイグル語四週間
政治的な問題があるのか、需要がないのか、ウイグル語の学習書はこれ以外にまともなものは売っていない。
かなり難しいので挫折した。
著者はトルコ語の専門らしい。
中国語四週間
中国語は音声が難しいので、読解だけでもできるようにならないかな、と淡い期待を込めて買った一冊。
もちろん世の中そんなに甘くはなく、ピンインを書かせる練習問題もある。
モンゴル語四週間
最近買った一冊。
著者の気合が伝わってきて、しっかりやらないといけない気がしてくる。
朝青龍のツイートを読みたくなったので、本格的にやりたい。
この本が絶版なんてありえない話し!