レトロな挿絵が印象的なロシア語単語・会話本
年末年始は外出する機会も多く、普段あまり行かないような書店にも行くことができた。
そんな時にはとりあえず語学コーナーに行ってしまうのであるが、今回は見たこともないような本を見つけて買ってしまった。
それがこちらの「図解 ロシア語会話」(海文堂出版)である。
巻末を見ると初版が昭和42年8月、購入したのは昭和54年4月の第4版だった。
西暦でいうとそれぞれ1967年、1979年だ。
40年前に印刷された本を新品で買ったことになる。
さすがに少し茶色いシミがところどころ付いてはいたが、ロシア語書籍にしては安価(税抜1,700円)ということもありあまり躊躇せずに買ってしまったのだ。
この本では文法について40ページ程度でまとめた後に、ひたすらロシア語単語・会話の英訳、日本語訳を載せている。
特徴的なのは挿絵があることだろう。
そしてその絵のテイストがかなりレトロだ。
初版が半世紀以上前の本なので当たり前なのだが、コレクションとして手元に置きたくなるような本だったことが購入の最大の要因だろう。
イギリスのメイドみたいな絵もあれば、ロシア語の本なのに"TABACCHI"と書かれた看板なども描かれている。
果たしてこの挿絵はこの本のために描かれたものなのか非常に怪しく感じてしまうが、レトロ感が出ているので細かいことは気にしないようにしよう。
個人的にツボだったのがサッカーの項目だ。
各ポジションの名称についての説明している絵を見ると、古き良き時代のフットボールのフォーメーション2-3-5なのだ。
フォワードが5人もいる一方、2人で守備をしていたこのフォーメーションは第一次世界大戦頃の戦術だろう。
こうした点からも、おそらくこの本の挿絵はどこかからパクってきたのかもしれない。
編者の高橋輝正という人もどういう人なのかかわらない。
出版社は海事関係の書籍を多く出しているようなので、船乗り向けに書かれた本なのだろう。
店頭で見かけることはあまりなさそうだが、出版社のウェブサイトにはまだ掲載されているので絶版にはなっていなさそうだ。
http://www.kaibundo.jp/1967/08/61704/
インドネシア語の読み物
今度は行きつけの本屋でインドネシア語の書籍を購入した。
「インドネシア語を読もう」というこちらの本はAmazonでは中古品しか出品されていない。
英語やフランス語、ドイツ語などある程度メジャーな言語は中級・上級向けの書籍が多く販売されている一方、インドネシア語ではほとんどないのが現状だ。
インドネシア語も入門者向けの書籍は最近増えてきている印象だが、この本のような文法をある程度勉強し終わった人向けの教材は貴重だと思い購入したのだ。
「欲しいな」と思っているうちに書店から消えた本は数知れない。
マイナー言語の書籍は絶版などで入手困難となっても、類似の教材がないので「入手できるうちに入手する」というのが私の基本スタンスである。
とはいえ私はまだ入門レベルなので、この本をスタートできるように基礎からやらなければならない。
教材をうまく使いたい
マイナー言語への興味が失せたわけではないが、最近は英語学習に注力している。
仕事の関係でTOEICのスコアを上げたいというのが第一の目的で、ここ2カ月くらいはいろいろな教材を試しているところだ。
TOEICに限らず英語の教材は学習者が多い分、安価で充実している。
学習法についてもかなり詳しく書いてある本もあるし、SNSでそうしたコツや経験談を発信している人も多い。
当面は英語を学習しながら、他の言語でも生かせそうな学習方法を模索し、応用してみようと思う。
TOEIC学習中もロシア語だけは継続してやっていくつもりなので、ロシア語学習での応用が最初になりそうだ。