せっかく旅に出るなら現地の言葉を
2月に数か国旅行することが決定した。
メインはスペインで、ポルトガルやドイツ、ジョージアなどにも滞在する予定だ。
実は中学生の時にスペイン語を学習していて、スペイン語検定6級も受験したことがあるのだが、スペイン語圏には行ったことがなかった。
当時、英語以外の言語は初めてで独学だったため、文法に苦戦してほとんど身につかなかった。
今回、せっかく旅行に行くので、ちょっと復習してみようと思い、家にある教材を捜索してみた。
使えそうな教材をピックアップ
まずは文法・会話・読解など総合的に身につけられそうな入門書ということで、NHK出版の教科書が出てきた。
この本は既に流通していないようで、amazonでも中古が売られているのみである。
とりあえず、新しく教科書を買うのはもったいないので、この本で旅行まで学習することにした。
今回の旅は南部のアンダルシア地方を中心に回ろうと思っているのだが、なんとこの教科書の21課から30課まではアンダルシア地方への旅(De Viaje Por Andalucía)を題材にしているのだ。
意地でもここまではやらねばならないという目標ができた。
そんなつもりで始めてみたものの、十数年前の学習の成果か意外と単語は覚えていて順調に進んでいる。
気がつけば始めて2週間で16課まで進んでいる。
それも毎日やっていたわけではないので、正月休みでさらに進められるだろう。
全部で60課まであるからできるだけ終わらせたいところだ。
文法専門の本も買ってみた
これまでロシア語やペルシア語などインド・ヨーロッパ語族の言語にいくつか接してみて、旅行目的とは別にあらためてスペイン語の文法について知りたいと思うようにもなった。
そこで、文法の本も買ってみようと思い、調べてみるとなかなか良さそうな本を発見した。
それがこの「新版 スペイン語の入門」である。
とりあえずこの本を一通り読んでみたところ、おおまかな文法を掴むことができたと思う。
中学生の時はさっぱり理解できなかった部分も、理屈としてはよく理解できた。
これはおそらくロシア語などを学習した経験があるからだろう。
例えばスペイン語の「線過去」「点過去」の概念は、ロシア語の「完了体」「不完了体」の違いとよく似ている。
めずらしくいろいろな言語に手を出した経験が生きたような気がした。
一通りは読んだのだが、記憶には定着していないので、気になった文法があったらまた読み返してみようと思う、そんな便利な一冊だ。
旅が終わったらスペイン語検定でも受けてみようかな?