草原の国カザフスタン
2004年ごろにカザフスタンで数カ月ロシア語を勉強していた。
理由は学費が安かったから。
中央アジアにも興味があったのでロシアに行くよりも魅力的だった。
外国人寮に住んでいたので日本語を使う機会も限られ、ロシア語力は短い間でもかなり伸びたことが実感できた。
街の人はカザフ人もその他の民族の人もロシア語を使っている人が圧倒的に多く、一人で市場などをぶらぶらしてもロシア語の実践の場とすることができた。
カザフスタンはロシア語を学ぶ人にとって穴場の留学先なのかもしれない。
無理矢理カザフ語を勉強させられる
渡航後しばらくはロシア語の授業だけ受けていたところ、急にカザフ語の授業が組まれることになった。
ロシア語を勉強しに行ったのにカザフ語を やらなくてはならないのは少し面倒であったが、週1回程度だったのでそれほど負担にはならなかった。
そして授業時間が少なすぎるので、ほとんど覚えることもなく帰国を迎えた。
せっかくだからと思い、帰国前に本屋でカザフ語のテキストを購入してみた。
英語で解説が書かれた本だが、それを帰国してから使用することはなかった。
最近は日本語の書籍もあるようだが、図書館で見た限り初心者には難しそうだ。
カザフ語使用を推進する政府の動き
この国も民族主義的な面が出てきたのだろうか、年々カザフ語を使わせようとする動きが目立っているように感じる。
現在、カザフ語はキリル文字で表記されているが、今後はウズベキスタンやトルクメニスタンのようにラテン文字への移行が行われる可能性がある。
テレビなどのメディアでも昔に比べてカザフ語の放送が多くなっているそうだ。
そんなことを最近カザフ人の知人から聞いた。
民族主義的な動きが目立つと他の中央アジア諸国のように、街で見かける看板などもロシア語ではなくなるのかもしれない。
とはいえカザフスタンは資源も豊富で、中央アジアでは経済面で一番成長している国だ。
長期的に見るとカザフ語を学習するメリットもなくはないだろう。
まとめ
※挫折の原因
・カザフスタンから帰国した
・カザフ語に関する日本語で書かれた書籍がほとんどなかった
※使用したテキスト
・特になし
※おすすめ度 ★★☆☆☆
・カザフ語が話せなくてもほとんどのカザフ人はロシア語が通じる
・カザフスタン政府はカザフ語の使用を強制?推進しているようだ