突然高まった英語熱
少し前の話だが、2015年ごろに自分の中で英語を勉強しようという気分が高まった。
こうした気分による勉強はたいていは挫折するが、このときは1年を経過せずにTOEICのスコアを大幅にアップすることができた。
どういった要因で英語力を強化することができたのか、振り返ってみることにした。
英語3級不合格からセンター試験まで
そもそも英語はそれほど好きではなく、中学生の頃もなんとなく受けた英検3級に落ちてからは積極的にやりたいとは思っていなかった。
英語が嫌になったので、ラジオのスペイン語講座に手を出した時期もあった。
北朝鮮にも興味があったのでハングルの読み方もマスターしようとした。
高校に入ってからも得意でも不得意でもない科目で、熱心に勉強をしていたわけではなかった。
しかし、大学受験を控えていたのである程度やらざるを得なかった。
高校3年生当時、センター試験の模擬試験などでは200点中100点程度のレベルだった記憶がある。
さすがにお尻に火が付いたので、長文読解を徹底的に勉強することにした。
そして、高3の夏頃からあるテキストを毎日読み続けたことで、読むスピードが格段に向上した。
そのテキストが「基礎英文問題精構」(旺文社)という本だ。
当時は休み時間や通学時間など、隙間の時間で相当読んでいた。
やはり、外国語の読解は同じ文章を何度も繰り返し読むのが効果的なのかもしれない。
このテキストを終えた後は「基礎英文長文問題精構」(旺文社)という姉妹編のようなテキストを読み続け、センター試験では長文読解を得意分野として臨むことができた。
最終的な結果は、200点中153点だった。
半年で点数が1.5倍になったので上出来だったと思う。
おかげで第一志望の大学に入ることができた。
大学時代にTOEIC初受験
大学に入学しても英語熱が高まることはなかった。
なんとなくやっておいた方がいいんだろうなという気持ちはあったが、必要に迫られていなかったので、必修科目の講義くらいしか勉強することはなかった。
この頃から海外旅行をするようになり、渡航先の言語を少し勉強していくことが多くなった。
渡航先で現地語を話すと、地元の人たちに喜ばれるので、それが楽しくてマイナー言語に手を出していくことにつながった。
そんなこともあり、大学卒業前に内定先の会社の指示で受験したTOEICのスコアは480点という状況だった。
この時は、大学受験前の長文読解猛勉強の武器だけで勝負していたようなものだった。