レトロな語学書で学習開始
語学マニアならご存知の方も多いでしょうが、大学書林という出版社に語学四週間シリーズというものがあります。
英語はもちろんフランス語やドイツ語、中国語の他に、ペルシア語やモンゴル語、ウイグル語やビルマ語といったマイナーな言語も出版されています。
そしてそのほとんどが、昭和30~50年代に発行されている、サイズもB6版という中途半端な素敵な語学書なのです。
出版から半世紀近く経っているものが多く、日本語・外国語ともに今ではあまり使わないであろう表現も乗っている一方、文法は細かいところまで網羅しており、マイナー言語であれば、今でも十分役に立つ学習書です。
私もこのシリーズをコレクション(四週間シリーズ風に言うと「蒐集」)しており、英語、イタリア語、ウイグル語、ペルシア語などを購入してきました。
ただし、まともに学習したことはなく、あくまでも蒐集が目的となっていました。
ロシア語をやりなおしたい
今年は何か語学をはじめたいと思っていましたが、夏頃にどうやら職場にロシア人が訪ねてくるらしいので、ロシア語を勉強することにしました。
ロシア語は大学時代に少し勉強しており、ウズベキスタンなどの中央アジアを旅行したり、ロシア語検定3級を受験したりと多少はかじった経験があります。
しかし、もう10年はまともに使っていないので、一からやり直すことにしました。
そんなわけで、どのテキストがいいかなと自宅の本棚を漁っていると、いつ購入したかわからない「ロシヤ語四週間」が出てきました。
「ロシア語」ではなく「ロシヤ語」です。
巻末には「昭和36年10月1日 第1版印刷」と記載されています。
この年はベルリンの壁が建設された年です。
時代を感じます。
ペラペラめくると「コルホーズ」だの「パルチザン」だの香ばしい単語が目についたので、この本で学習する決心がつきました。
この本をやり通せたらロシア人とロシア語で、いやロシヤ語で旧ソ連について語り合える、そんな気がします。
そして学習開始 四週間でできるかな
この四週間シリーズは「第一週」「第二週」「第三週」「第四週」の四部構成で、それぞれ「第一日~七日」と章立てされており、一日づつやっていくとちょうど四週間で終わるようになっています。
とはいえ、後半に進むにつれて内容は複雑化していくに違いないので、前半はすこし早めに、後半はじっくりとやるつもりで進めていきたいと思います。
毎日、やれたらいいですが、年度初めということもあり忙しいので、学習した日を1日として、どのくらいの日数でできるかをブログで記録していくつもりです。
4月スタートで5月中に終わればいいかな、という感じです。
このテキストだけやっていると共産主義思想に毒される恐れがあるので、NHKのラジオ講座も同時に取り組んでいく予定です。
果たして、共産主義思想がどれだけ身につくのか非常に楽しみな一冊です。