AIで遊ぶ
最近話題のチャット型のAIであるChatGPTだが、日本語で問いかけても自然な回答をしてくれるらしく、早速試してみることにした。
どれだけ正確な回答ができるか気になるので、とりあえずはロシア語の話題で問いかけてみることにした。
「ロシヤ語四週間」についてきいてみた
まずは大学書林から出版されている「ロシヤ語四週間」は四週間で終えることができるのか質問してみたところ、以下のような回答だった。
「ロシヤ語四週間」という本は、初心者がロシア語の基礎を学ぶための入門書であり、四週間でロシア語を学ぶことができるように構成されています。しかし、四週間で完全にロシア語をマスターすることは非常に困難です。
四週間の学習期間は、あくまでも基礎を身につけるための目安であり、その期間中に十分な時間をかけて練習すれば、基本的な文法や語彙、発音などを理解し、簡単な日常会話をすることができるようになる可能性はあります。
ただし、ロシア語は日本語とは異なる文法や発音があり、学習には時間と努力が必要です。四週間でロシア語をマスターするためには、毎日一定の時間を学習に充て、復習や実践的な練習を継続する必要があります。
つまり、「ロシヤ語四週間」という本は、基礎的なロシア語の知識を身につけるための入門書であり、四週間でロシア語を完全にマスターすることは難しいということです。
私が度々挫折する四週間シリーズチャレンジが難しい理由をとても正確に説明してくれているようだ。
コンピュータがこれほど自然で納得のいく回答を返してくれるなんて、最近の技術は想像以上だなあ、というのが率直な感想だ。
しかし、別の質問ではまだまだ改善の余地があるということも感じた。
おすすめのロシア語学習書をきいてみた
次は日本語話者向けに独学でロシア語を学べる書籍についてきいてみた。
返ってきた内容は以下の通りだ。
ロシア語を独学で学ぶために役立つ日本語の書籍として、以下のものがあります。
1.「ロシア語会話入門」(著:石井美樹)- ロシア語の基本的な会話表現を学べる初心者向けの書籍です。
2.「ロシア語文法入門」(著:石井美樹)- ロシア語の基本的な文法を学ぶことができる入門書です。
3.「ネットで学ぶロシア語会話」(著:森田千晶)- インターネットを活用した学習方法を紹介しながら、ロシア語の会話表現を学べる書籍です。4.「ロシア語を学ぶ前に知っておきたいこと」(著:山口昭彦)- ロシア語を学ぶ前に知っておきたい基礎知識を解説する書籍です。
5.「独学でマスターするロシア語」(著:佐藤洋子)- ロシア語の基礎から応用までを独学で学ぶことができる書籍です。
大型書店の語学書コーナーを定期的にチェックしている私は、この回答を見て驚いた。
いずれの書籍も存在しない可能性が高いからだ。
タイトルを見て見覚えのあるものはなく、著者についてもロシア語の学習書を執筆しそうな顔ぶれには見えない(誰も知らない)。
はっきり言って何もかもが出鱈目な回答だろう。
これなら私が書いた記事の方が役に立ちそうだ(やや古いが)。
この後もいろいろな質問をしてみたが、個別具体的な商品名、固有名詞などについては誤りが非常に多いという印象だ。
例えば、北海道の観光地について尋ねたところ「摩周湖(ましょうこ)」という誤った読み方を表示したり、音楽グループについて質問したらメンバー名や結成時期、代表曲などすべてが間違っているなどといったところだ。
あまりよくわからない分野についての回答は間違いだと気づかずに信じてしまうかもしれないので使い方には気を付けた方がいい。
タジキスタンの音楽についての質問の回答に出ていた曲名や歌手名を検索しても全くヒットしないところを見ると、やはりこういった質問の回答も出鱈目である可能性が高い。
ChatGPTは得意・不得意を見極めて利用するのが良さそうだ。