若者の間で多言語ブーム?
ふと気づいたのだが、今年の週刊少年ジャンプの背表紙には、漫画の名台詞が毎週いろいろな言葉で書かれている。
多言語学習経験者なら、ところどころわかるところがあって面白いのではないかと思うが、実際に購入している少年少女たちの大半はよくわからないという感覚なのではないか。
まあ、これを機に外国語に興味を持ってくれたら素晴らしいとは思う。
どんな言語が使われたか
多言語と言ってもどんな言語が使われているのかわからないだろう。
そこで、なぜか自宅にある少年ジャンプの背表紙をすべて確認してみた。
確認できたのは3月までに発売された分である。
古い方から順番に英語、フランス語、スペイン語、中国語、イタリア語、韓国語、英語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、インドネシア語、タイ語、中国語、英語、英語といった感じだ。
英語がやや多いようだが、タイ語やインドネシア語のような東南アジアの言語もあって、意外にバリュエーションは豊富なようだ。
やや怪しい表現
外国語に興味を持ってもらえる可能性のある取り組みなので、特に文句はつけたいとは思わないが、少し気になってしまう部分はある。
それは、背表紙に書かれた「ジャンプ名台詞 in ~」という表現が、英語以外でも「in」であるところだ。
たとえば「ジャンプ名台詞 in русский 」とか「ジャンプ名台詞 in Bahasa Indonesia」と表記されており、「そこだけは英語かい」と、ツッコミを入れたくなってしまうのだ(「in Italiano」はたまたま両言語で一致)。
まあ、こういうものは細かいところは気にせず、楽しむのがいいとは思うので、とりあえず4月からも注目していきたい。