私の外国語挫折日記

さまざまな外国語への挑戦と旅の記録です


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スペイン・アンダルシア州へ

念願のスペイン入国

リスボンから夜行バスでスペインに入国。

スペインは中学生の時から行ってみたいと思っていた国だ。

今回の旅のメインといってもいいのだが、リスボンとその周辺を朝から観光した後に夜行バスでセビリアに着いた頃には、疲れ果てていて体調を崩してしまった。

それでもこの日の宿はセビリアではなく、アフリカ大陸に近いアルヘシラスだったので、まずは荷物を預けてセビリア観光をすることにした。

具合が悪いながらもアルカサル、セビリア大聖堂の荘厳さなら圧倒され、ヒラルダの塔からの眺めを楽しんだ。

いたるところにオレンジの木があり、カフェでもオレンジジュースを提供している店が多い。

ふと中学生の頃、ラジオでスペイン語を勉強していた時にオレンジジュースを意味する”zumo de naranja”という言葉が登場していたことを思い出した。

スペイン語はあまり力を入れて学ぶことはなかったが、少しでも知っている言葉に出くわすとうれしいものだ。

この日は昼食をとって、アルヘシラスへ向かった。

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イベリア半島の南端でのんびり過ごすことに

アルヘシラスでは宿を2泊分予約していた。

ここからアフリカ大陸へフェリーが出ていて、当初は日帰りでモロッコに行こうと思っていたのだ。

しかし、体調があまり回復せず昼前まで寝ていたため断念。

この日はイギリス領のジブラルタルに行くことにした。

アルヘシラスから国境のラ・リネアまでバスで40分程度で到着。

バスターミナルのすぐそばに国境があった。

出国と入国ともにパスポートを提示するのみで、あっという間にジブラルタルに入ることができた。

ここはThe Rockと呼ばれる険しい山というか巨大な岩である「ターリクの山」が有名で、ロープウェイで登ることができる。

他にやることもないのでロープウェイを登ってみると、いきなり名物の猿が出現。

途中、猿が写真撮影に夢中になっている観光客のリュックからお菓子を盗む瞬間を目撃した。

猿には油断できない。

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山の上も結構広くて、気づけば3時間くらい滞在していた。

眺めが良かったのだが、この日は雲が多くてアフリカ大陸は見えなかった。

帰りにジブラルタルの街を散策してこの日はアルヘシラスに戻った。

 

ロンダへ断崖絶壁の橋を見に行く

翌日はアルヘシラスの宿をチェックアウトし、ロンダへ向かうことに。

鉄道駅で切符を購入したのだが、出発前にシステム障害か何かで、全ての便がストップしてしまい、代行バスで向かうことになった。

3時間かかると言われていたが、山道にもかかわらずバスは予想外に飛ばしたため、2時間近くで到着した。

その間、アルヘシラスからロンダの間にあるいわゆる「白い村」らしきものをいくつか見ることができた。

この地域には小高い丘や山の頂上に城があり、その周りに白い住居が密集しているような村が多く、遠くから見るととても美しい。

村の名前はヒメナ・デ・ラ・フロンテーラ(Jimena de la frontera)と、ガウシン(Gaucín)というらしい。

もう少し時間があればこうした白い村にも行ってみたかった。

 

とはいえ、目的地のロンダもなかなか素晴らしいところだった。

この街のみどころはなんといっても深い峡谷を跨ぐヌエボ橋である。

この橋のよく見える場所を探して人気のないところを1時間近く彷徨ってしまった。

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 歩き回って疲労がたまったところで、アラブ浴場という、かつてこの地に住んでいたアラブ人が作った風呂場を見学した。

日本を離れて1週間半、風呂に入りたくなる頃である。

かといってここでは風呂に入れるわけではなく、アーチ状の建築物を堪能してロンダの旅は終了。

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ロンダではアラビア文字風に書かれたローマ字のポスターを目にしたが、なんと書いているか理解するまで3分くらいかかった。

アラビア文字が読める人は混乱するだろう。
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こうしてアンダルシアの旅の前半が終わり、一度首都のマドリードへ向かった。