未体験のモンゴル料理
飲み会の幹事をやることになり、店を探していると近所にモンゴル料理の店と思われるものがあることを知った。
その名も大衆中華酒家 GoBee(ゴビィー)。
モンゴルと言えばゴビ砂漠があるので、そんな名前になったのだろうか。
そもそも札幌のような規模の街にモンゴル料理の店なんてあっても、お客さんは来るのだろうか?
別の場所にあったモンゴル料理店はいつのまにかなくなっていたし、厳しいのではないか?
そんなことを考えながらお店の予約を取ることにした。
電話をかけてみると、日本人ではなさそうな人が対応してくれた。
予約希望時間を告げると、空いているとのこと。
「何名様デスカ?、〇名デスカ、ワカリマシタ、オマチシテマース」
名前も訊かれずに電話を切られそうになるなど、予約の段階から普通の日本の店では味わえない体験ができた。
「これは期待できる」
根拠はないがそのように感じ、ワクワクしながら当日お店に向かった。
またしてもメニューは中国語
お店の中は異国の雰囲気が漂っていた。
コースを指定しないで予約したので、メニューをみたらすべて中国語であった。
ウイグル料理の店に引き続き、今シーズン2度目のオール中国語メニューである。
知っている料理なら漢字なのでなんとなくわかりそうだが、モンゴル料理を食べたことはないので、何が書いてあるのかはわからない。
ここは店主にお任せで金額だけ決めて適当に料理を出してもらうことにした。
ちなみに今回は頼んでいないが、羊の丸焼き?のようなものは60,000円らしい。
出てきた料理は羊肉中心であった。
骨付きの肉や、揚げ餃子、スパイシーな麺料理、サラダとどれも初めて食べるものであったが、非常においしい。
揚げ餃子は羊肉を使っているのだろうか、私は羊肉好きなので病みつきになりそうだ。
多少脂っこい料理もあったが、腹も満たされ大変満足であった。
とても気さくな店主は中国の内モンゴル自治区出身で、名前も漢民族とは明らかに違っていた。
店の名前に「大衆中華酒家」とついているだけあって、中華料理も出しているらしい。
メニューが中国語なのはそういう背景があったようだ。
後日、ランチにも行ってみたら完全に中華料理店だった
中華料理も気になるので、お昼時に再度訪問してみた。
すると、なぜかランチだけは日本語メニューがあった。
羊肉が好きなので、「モンゴル風 ラム肉鉄板焼き」を注文したのだが、材料がなく作れないとのこと。
祝日で仕入れ先の肉屋が休みであることに気づかずに、前日までにラム肉を提供してしまったようだ。
再び店主にお任せで、きくらげの炒め物を作ってもらった。
モンゴル料理の店だと思っていたが、中華料理もかなりおいしい。
数年前によく行っていた中華料理店が閉店してしまったので、こうした安くてうまい中華の店が近所にあるのはありがたい。
しばらくこの店にお世話になりそうだ。
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