私の外国語挫折日記

さまざまな外国語への挑戦と旅の記録です


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挫折日記その11 チェコ語

大学の外国語

大学時代に第二外国語はロシア語を選択していた。

シラバスを眺めているとチェコ語の授業も開講されていることが分かった。

チェコ語がロシア語と同じスラブ系の言語であることは把握していたので、楽に単位を取れるだろうという目論見でチェコ語の週一回の授業を受けてみることにした。

教科書はおなじみのエクスプレスシリーズだ。

 

文法や単語は問題なし

予想通りチェコ語はロシア語と似ていた。

単語もロシア語と同じようなものが多く、文法も似ていると感じた。

アクセントのない"o"を「オ」と発音するのはロシア語と違うので(ロシア語は「ア」になる)、つい間違ってしまうが読むだけなら苦労はしない。

練習問題もスラスラ解けてしまう。

こんな楽なものはない、と思っていたが、一つだけ難しいものがあった。

 

チェコ語独特の発音 "Ř"

昔のチェコの作曲家に「ドボルザーク」とか「ドヴォルザーク」など表記される有名な人がいる。

この人の名前の正式な綴りは "Dvořák" となるのだが、このRの上に補助記号が付いた "Ř" という文字の発音が非常に難しい。

どんなものかというと "R" と同時に "Z" を巻き舌で発音するような感じだ。

繰り返し練習してみると、何度か発音できた気がしたが、時間が経つとまたできなくなる。

これは日常的に使っていないと発音できないのかもしれない。

 

結局、半年で講義が終了すると、継続して勉強することもなくなった。

そして、チェコ語を勉強した中で記憶にあるのはこの "Ř" だけになってしまった。

もう挨拶すら思い出せない。

それくらい "Ř" の発音は強烈だったのだろう。

まとめ

※挫折の原因

・単位を取得して継続して勉強する必要がなくなった

・Řの発音が非常に難しい

 

※使用したテキスト

・CDエクスプレス チェコ語

 

※おすすめ度 ★★★★☆

・Řの発音を体験すべき

・スラブ系言語の類似性を実感できる

・意外と参考書も揃っているので学習環境は良好

 

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