アラビア文字に憧れて
見るからに難解そうなアラビア語。
まず文字が意味不明。
そう思っていた高校時代に文字だけでも覚えてやろうとアラビア語の本を購入した。
毎日、文字を練習してなんとかアルファベットを全部覚えることができた。
しかし購入した本は音声ファイルがなく、当時インターネットに接続する環境もなかった私は、文法まで勉強することはなかった。
大学でアラビア語
大学に入ると所属していた学部とは別の学部でアラビア語の講義が行われていた。
そこに飛び込み、テキストを購入して文法に手をつけたものの、非常に複雑で混乱した。
文字はわかってもやはり発音などは身についておらず、特に目的意識もなかったためすぐに挫折した。
授業も結局履修せず、その後は思い出したように何度かテキストを引っ張り出して再チャレンジを数回試みた。
しかし、独学では非常に難しい言語なのかさっぱり身につく気がしなかった。
現代のアラビア語
そもそもアラビア語は正書法のフスハーというクルアーン(いわゆるコーラン)に記された時代の言葉と、アンミーヤと呼ばれる口語が存在しており、市販されている教科書などはほぼフスハーである。
アラビア語圏に旅行したとして、看板やアナウンスなどはフスハーだが、一般の人々が普段話すのはアンミーヤとなる。
アンミーヤといってもエジプト、チュニジア、モロッコ、シリア、イラク、湾岸諸国など地域によって異なり、フスハーだけわかっても何を話しているのかわからないだろう。
今でも話せたら旅行が楽しいだろうなと思う言語のひとつだ。
まとめ
※挫折の原因
・発音・文法が非常難しい
※使用したテキスト
・超やさしいアラビア語入門 杉沢理 南雲堂フェニックス
※おすすめ度 ★★☆☆☆
・独学は無理
・身に着けると希少価値あり
・通用する地域は広いが、口語は地域差大きい