私の外国語挫折日記

さまざまな外国語への挑戦と旅の記録です


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私のTOEIC挑戦記 後編

前回に引き続きTOEIC受験までの英語学習について振り返り、語学上達の要因を探っていきたい。

 

 

 

 

NOVAの洗礼

大学を卒業し社会人となったが、仕事で英語を使うことは皆無で、英語を身に着けようというモチベーションはそれほど高くはなかった。

それでも自分で自由に使えるお金ができたので、英会話をはじめてみることにした。

選んだのは職場近くにあったNOVAである。

分割払いでレッスンを受講する権利を購入したものの、1年も経過せずに破綻。

週1回くらいでレッスンを受けていたものの、あまり英語は上達せず、結局はTOEIC再挑戦も545点というスコアに終わった。

この後6年間は英語学習とは無縁の生活となった。

 

CNNで学習再開

中東情勢の不安定化や、LCCの台頭、休みの都合もあり、海外旅行先は東南アジア方面が圧倒的に多くなっていた。

この地域の言語は文字から覚えないといけないものが多く、現地語をかじってから渡航というわけにもいかないので英語を勉強する必要性が出てきた。

そしてサッカー観戦のためにスカパーを契約したときに、海外ニュースも見たいと思いCNNを契約してみた。

副音声にすると同時通訳の声が消えるが、はじめは速すぎて全く聞き取れなかった。

なんとかリスニングを強化したいと思い、毎月発売されている英語学習雑誌の「CNN ENGLISH EXPRESS」(朝日出版社)を購入して通勤時間にCDを集中的に聴くことにした。

実際は、通勤時間は疲れて寝てしまうことも多いので、休日に自宅や喫茶店でテキストを読んだり、CDを聴いたり、自分で発音してみたりした。

このテキストは毎月買っていたわけではなく、1か月で全部こなすのも難しかったので、いくつか自分で興味を持った部分を何度も聴いていくことにした。

こうした取り組みを半年くらい続けた結果、英語のリズムに慣れてきて、テレビでCNNを見ても同時通訳なしでもある程度何を言っているのかわかるようになってきた。

 

個人レッスンで英会話も再開

リスニング強化と並行して、インターネットで英会話の講師を探して個人レッスンをしてもらうことにした。

講師は「ハロー先生ドットコム」というサイトから探した。

英会話個人レッスンのネイティブ先生探すなら【ハロー先生ドットコム】

 

NOVA(破綻前)と比較して、良かった点は、講師と直接やり取りするので、上達してないと「恥ずかしい、申し訳ない」という気持ちになるので、より熱心に学習しようという気になったことだ。

NOVAの頃は講師が毎回変わるので、あまり学習に継続性がなく、だんだん行かなくなってしまいがちだった。

個人講師のデメリットも当然いくつかあると思う。

例えば、レッスン場所が喫茶店で、毎回コーヒー代がかかったり、講師の都合でレッスン日程が変わったりなど。

幸い、自分はいい講師を見つけられたので、不満はあまりなかった。

しかし、残念ながら私の講師は家庭の事情で遠くに転居することになり、レッスンは開始から5か月程度で終了となった。

 

TOEICに再挑戦

そして2015年の9月と翌2016年1月にTOEICに再挑戦した。

1回目はお試しで、2回目は本番という気持ちで準備を行った。

各パートごとに参考書を購入し、徹底的にトレーニングした結果、705点、715点というスコアとなった。

大学卒業時の480点から235点アップしているので、そこそこ上達したのだと思う。

700点台まで到達したという達成感もある一方で、TOEICの公式サイトに出ているランク分類のB(730~855点)まで到達したかったという気持ちも少なからずあった。

これ以降TOEIC受験はしていないが、CNN視聴など定期的に英語には触れるようにしてなるべくレベルを落とさないようにしている。

 

英語上達の要因

これまでの学習を振り返ってみて、英語が上達したときの共通点を考えてみた。

 

・同じテキストを繰り返し読む・聞く

・短期的(数か月)で集中的に学習する

・何らかの目的を持つ

 

大学受験時とTOEIC挑戦時に共通していたのは以上の3点。

三つ目はTOEICの時は微妙だが、730点というスコア目標と個人レッスンの講師に英語が上達していることを見せてやろうという気持ちがあったのは事実なので、なんとかあてはまるだろう。

実は英語以外でもこの3点が共通していて上達した言語があった。

大学生の頃にイランに旅行するために約半年間ペルシャ語を徹底的に学習し、実際に渡航するまではネイティブと話したことがなかったが、行く先々で地元の人たちと会話することができた。

今後の外国語学習ではこの共通点を意識して取り組んでいくつもりだ。